CTC、機械学習自動化ソフトウェア「DataRobot」を販売　サポートサービスもあわせて提供

　伊藤忠テクノソリューションズ株式会社（以下、CTC）は16日、米DataRobotの機械学習自動化ソフトウェア「DataRobot」を、同日より提供開始すると発表した。CTCでは、活用テーマの創出から実運用までをカバーするサポートサービスなどもあわせて提供するとのこと。

　DataRobotは、高度な技術力を必要とせずに、短時間で精度の高い機械学習モデルを構築し、ビジネスへの適用を可能にするAI開発プラットフォーム。DataRobot社のデータサイエンティストの知見が盛り込まれた、1000以上のアルゴリズムを含むテンプレートを搭載しており、機械学習の実用化に必要な一連のプロセスを自動化できるという。

　ユーザーが自社のデータを投入するだけで、適切なアルゴリズムを選択して、複数のパターンからなる機械学習モデルを自動で構築してくれる。また、構築した予測モデルの精度や解釈を可視化する機能も備えており、モデルの内容を正確に把握して、分析業務に取り組むことができる。

　さらに、データの前処理やシステム連携なども含めて自動化しているので、短期間でAIのビジネス適用を可能にするとのことだ。

　なおCTCでは、CTCのコンサルタントやデータサイエンティスト、AIエンジニアが、AI活用のテーマ創出やモデル構築のアドバイスを行うサポートサービスも提供。製造業、流通・小売業を中心に、短期間でのAI導入を望む企業に展開する考えで、3年間に10億円の売上を目標としている。