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グリーが日立の「JP1/CPA」採用、RPAツール利用拡大に向けた運用課題を解消

 株式会社アシストは12日、グリー株式会社が、株式会社日立製作所(以下、日立)のバックオフィス業務自動化製品「JP1/Client Process Automation(CPA)」を採用したと発表した。グリーでは同製品により、RPAツールの利用拡大に伴う運用課題を解決したという。

 グリーでは、会計・経理業務の自動化や、経費精算システム、稟議(りんぎ)システムなどさまざまな社内システム間のデータ連携手段として、早くからRPAツールを活用していた。しかし、その利用が広がるにつれ、「実行や稼働確認を人手で行うため、実行漏れやエラー検知が遅れるリスクがある」「シナリオ間連携時のタイムロスや、RPAツール実行完了を待っての手動業務など、作業効率が悪い」といった課題が生まれていたとのこと。

 そこで同社は、人手を介さずにRPAツールを運用管理する仕組みについて検討を開始した。当初は、RPAメーカーが提供する管理ツールを検討したものの、毎年ライセンス費を支払い続けるサブスクリプション形式の上、RPAと他製品・サービスの連携機能に物足りなさを感じたという。

 そして最終的には、アシストが提案した、デスクトップ型RPAツールの実行・スケジューリングを行えるソフトウェア「JP1/CPA」を採用した。

 同製品とRPAメーカー提供ツールのコストを比較すると、3年スパンで1/6以下と大きくコストを削減できるだけでなく、代表的なRPAメーカー製品との動作・連携も検証済みのため、将来的に別のRPAツールを導入しても同じ仕組みを使い続けられる点も、グリーに評価されたとした。

 なお採用後は、シナリオの実行やスケジューリング、エラー検知を自動化し、人手に起因するさまざまなリスクを解消できたほか、シナリオ間のタイムロスが解消され、PC数台で分担していた業務を2台に集約できたとのこと。さらに、夜間にRPAツールの実行を完了させることで、出社後の業務時間帯を有効活用できるようになったとしている。

 加えて、基幹システムのジョブ管理として長らく利用している「JP1/Automatic Job Management System 3」とJP1/CPAを組み合わせることで、部分的に自動化していた業務の全自動化、一元管理も実現した。

 グリーでは今後は、数分に1回という高頻度のデータ更新や複数シナリオの連携など、RPAの活用の幅を広げ、社内の業務効率化をさらに推進する計画だ。