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キリバの財務管理クラウド「Kyriba Enterprise 20.1」、ビジネスメール詐欺対策機能などを強化

 キリバ・ジャパン株式会社は9日、財務管理クラウドサービス「Kyriba Enterprise」の新版「同 20.1」を提供開始すると発表した。支払い業務を支援する機能の中で、不正を検知するオプション機能の強化などが行われている。

 Kyriba Enterpriseは、資金管理、リスク管理、支払い管理、運転資本の最適化などの機能を提供する、クラウド型の財務管理ソリューション。

 今回の新版では、支払い不正検出のためにAI(機械学習)技術を導入しており、過去の支払いデータを学習して、異常なパターンを検出可能になった。従来も、ルールベースに基づいた独自の不正支払い検知機能を搭載していたが、新機能では、従来とは違ったパターンの支払い指示があった際にアラートを出せるとのことで、これにより、被害が拡大しているビジネスメール詐欺(BEC)攻撃への対処を強化している。

 また、資金ポジションワークシートの操作性が向上。ドラッグ&ドロップ操作で予測データの日付、口座、ステータスなどを容易に変更できるという。

 さらに、仕訳連携の設定を簡略化が簡略化され、勘定科目の設定ルールを、よりわかりやすく定められるようになったとのこと。

 このほか、インハウスバンキングおよびキャッシュプーリングの改善、シナリオ分析および評価オプションの最新化、BIツールにおける財務取引データのサポートなど、前バージョンである「Kyriba Enterprise 19.2」から100以上の改善が行われたとしている。