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CTC、ウイングアーク1st、グリッドの3社、AIの精度や稼働状況をモニタリングして継続的な活用を促進する維持管理ツールを提供
2020年3月3日 13:35
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)とウイングアーク1st株式会社、株式会社グリッドの3社は3日、グリッドのAI開発プラットフォーム「ReNom」上で開発したAIについて、精度や稼働状況をモニタリングする維持管理ツールの提供を開始した。
提供する維持管理ツールは、ReNom上で開発したAIについて、実行結果や解析精度をモニタリングし、スコアリングや再学習の推奨を通して、AIの結果の可視化や維持管理を効率化するツール。精度低下の要因となったデータの選出や、インフラと連携して再学習に必要なコンピュータリソースも用意でき、精度を保ちながらAIの継続的な活用を可能にする。
データの前処理から解析を中心とする機能を備えるReNomに加え、AIの可視化を行うダッシュボードツールとしてウイングアーク1stのBIダッシュボードツール「MotionBoard」を活用。CTCは、インフラ環境としてAIハイブリッドクラウド「CTC Integrated AI Platform Stack(CINAPS)」を提供するとともに、設定や顧客の既存システムとの連携などのシステムインテグレーションを担当する。
また、製造現場で完成品の品質チェックを行う画像解析AIについて、可視化テンプレートやモニタリングの仕組みも開発しており、複数の生産ラインでAIを多用するケースでも早期な環境を構築できる。
CTC、ウイングアーク1st、グリッドの3社は、今後協業を強化し、流通やライフサイエンスなどの製造業以外への展開も行い、顧客企業のAI活用を支援していくと説明。製造業を中心にReNomやインフラ環境を含めて展開し、1年間で10社への販売を目指すとしている。