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CTC、グリッドの機械学習/深層学習フレームワーク「ReNom」を販売
支援サービスとあわせて提供
2017年7月10日 11:52
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)は10日、株式会社グリッドと、同社の機械学習/深層学習フレームワーク「ReNom(リノーム)」に関する販売代理店契約を締結したと発表した。これに伴いCTCでは、設計や導入などの支援サービスとあわせて、同日より提供を開始する。
ReNomは、深層学習や最適化アルゴリズム、生成モデルをはじめとするさまざまなアルゴリズムをライブラリとして備えるフレームワーク。各ライブラリを組み合わせることで、専門家でなくても比較的容易に、自社のビジネスに適したAIを開発できるという。
今回CTCでは、オンプレミスやクラウド、エッジコンピューティングに向けたReNom製品の提供に加え、導入や運用に伴う総合的な支援を提供する。
導入フェーズでは、自社の検証センターや顧客のサイトでPoC(Proof of Concept:概念実証)を行うほか、コンサルティングや設計、導入・設定などの導入支援を実施。運用フェーズでは、継続的な安定運用を目的とした定着化支援、保守サポートといったサービスを用意する。
CTCでは、製造業やサービス業などの企業に向けたAI活用システムの構築実績や、ReNomの開発コミュニティへの参画から得たノウハウに基づいて、時間のかかっていたAI開発を短期間で実現できるように支援する考え。また、顧客の新規ビジネスのアイデア創出から事業化までを担うプラットフォーム「CTC Future Factory」でも、ReNomを活用したオープンイノベーションを推進するとした。
なお同社は、情報通信、製造、ライフサイエンス、情報サービスなど、情報を活用したビジネストランスフォーメーションを推進する企業に向けてReNomを展開し、3年間で50社への提供を目指すとしている。