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米Western Digital、オブジェクトストレージ「ActiveScale」事業をQuantumに売却

 米Western Digitalは3日(米国時間)、Western Digital Technologiesのオブジェクトストレージ「ActiveScale」に関する事業を、Quantumに売却すると発表した。今回の契約により、Western DigitalのActiveScale製品の全ラインアップを、Quantum社が取り扱うようになる。なお、売却手続きは3月31日までに完了する見込み。売却金額は公表されていない。

 Western Digitalは2019年10月、ストレージシステム事業から撤退し、ストレージプラットフォームを中心としたデータセンターシステム事業の最適化を図ることを発表している。これに伴い、プライマリストレージ「IntelliFlash」をDDNへすでに売却しているが、今回はオブジェクトストレージのActiveScaleに関して売却先が発表された。

 Western Digitalのデータセンタービジネス、シニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーのフィル・ブリンガー氏は、「Quantumは、ソフトウェア定義型ソリューションやテクノロジーの幅広いポートフォリオ、確固とした顧客基盤を有しており、ActiveScaleシステム事業をさらに発展させるための十分な体制が整っている」とコメントしている。

 なお、既存ユーザーが継続してサービスとサポートを受けられるように、Western DigitalとQuantumは円滑な移行を進めるとしている。