ニュース

ユーザックシステムのRPAツール「Autoジョブ名人 Ver.3.0」、Chromeでのタグ解析に対応

 ユーザックシステム株式会社は28日、RPAツール「Autoジョブ名人」の新版として、開発機能などを強化した「同 Ver.3.0」を発表した。2月4日より販売開始する。

 Autoジョブ名人は、さまざまなPC操作を自動化できるRPAソフトウェア。ユーザックシステムが2004年より十数年間蓄積してきたWebブラウザ操作の自動化技術を受け継ぎ、WindowsアプリケーションやExcel操作などについても安定した稼働を実現しているという。

 今回の新版では、ユーザーからの要望が多かった、Google Chromeでのタグ解析に対応した。従来も画像認識による自動操作は可能だったが、タグ解析に対応したことにより、画面デザインの変化や解像度の違いなどに影響されることなく、確実な項目指定を行えるため、安定した業務の自動化を実現するとのこと。

「Autoジョブ名人」のタグ解析ビューアでChromeのタグ情報を解析する様子

 このほか、PDFファイルからExcelファイルへ自動変換する「PtoE変換オプション」が新たに提供される。同オプションは、PDFからテキストや罫線などの位置情報を解析・取得してExcelの書式に再現するもので、Excelにて元の表のイメージに近い変換結果を簡単に得られるという。また、同オプションをAutoジョブ名人と連携させることで、PDFファイルの入手から変換、基幹システムなどへの連携など、一連の操作を自動化させることも可能とした。

 なお、Autoジョブ名人は年間ライセンス方式で提供されており、価格(税別)は、シナリオ作成と実行が可能な「開発版」が60万円、実行のみ対応した「実行版」が18万円、PtoE変換オプションが18万円。