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ユーザックシステム、帳票発行システムのSaaS版「伝発名人クラウド」を提供開始

 ユーザックシステム株式会社は29日、帳票発行システム「伝発名人」について、SaaS型のクラウドサービス「伝発名人クラウド」の提供を開始した。

 伝発名人は、さまざまな伝票や帳票を1つのソフトウェアで発行でき、取引先ごとに様式が異なる指定伝票や請求書の発行業務の効率化を支援するシステム。帳票の種類ごとにプログラム開発する場合に比べてコストを削減でき、手書きしていた伝票も基幹システムとのデータ連携により自動で発行することが可能となる。

 ユーザックシステムでは、伝発名人を1986年の発売以来、製造業や流通業を中心に約2万5000本をパッケージ販売してきたが、今回新たにクラウドサービスとして提供を開始する。クラウドサービスにすることで、月額1万円から利用でき、より多くの企業や拠点で幅広く利用できるとしている。

 伝発名人クラウドの利用料金(税別)は、初期登録費料が10万円、年間発行枚数2万4000枚までの「Liteプラン」は月額1万円、年間発行枚数6万枚までのStandardプランは月額2万円、年間発行枚数12万枚までのEnterpriseプランは月額3万円。

 ユーザックシステムでは、ERPをはじめとする情報システムのクラウド化が進む中、伝発名人クラウドは基幹システムと連携するエコシステムとして、周辺業務のクラウド化をより一層進めていくためのサービスとして利用を期待するとしている。