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ユーザックシステム、AI-OCRとRPAを組み合わせた帳票データ入力自動化ソリューションを提供 ネットスマイルと共同で

 ユーザックシステム株式会社は16日、ネットスマイル株式会社と提携し、紙帳票を基幹システムに入力する作業に課題を抱える企業向けに、AI-OCRとRPAとの組み合わせによって一連の作業を自動化し、業務効率を向上させるソリューションを提供すると発表した。

 このソリューションでは、紙帳票をデジタルデータ化するネットスマイルの「AIスキャンロボ」と、PC操作を自動化するユーザックシステムのRPAソフトウェア「Autoジョブ名人」を連携させたもの。スキャンした紙帳票のデータ化から基幹システムへの入力までを自動化でき、データ入力作業の効率化が可能になるという。

 例えば、営業部門における見積書や発注書などの入力作業、総務部門における受取請求書や支払明細書などの入力作業、突き合わせ業務に活用できるほか、物流部門では納品書や送り状などの入力作業が、また貿易業務ではインボイス、船積み依頼書などの入力作業が効率化されるとのことだ。

 またユーザックシステムによれば、このソリューションはテレワーク推進にも有効という。同社では、「新型コロナウイルスによる経理財務業務への影響に関する調査(日本CFO協会)」の調査対象企業のうち、約3割の企業がテレワークの実施に踏み切れなかったが、その理由としては、「請求書や契約書など、紙書類のデジタル化に対応できていない」がもっとも多かったと指摘。

 また、テレワークを実施した7割の企業についても「紙帳票の処理のため、出社の必要が生じた」と回答していることから、紙帳票のデジタル化やクラウド化の環境整備が進めば、テレワーク導入が推進されるとともに、従業員の出社回数軽減により効果があるとしている。