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JR貨物が「Box」を採用、輸送品質の向上と経営基盤の強化を目指す

 株式会社Box Japanは18日、日本貨物鉄道株式会社(以下、JR貨物)が、クラウドストレージを中核としたコンテンツ管理基盤「Box」を採用したと発表した。

 JR貨物では、今後増大することが見込まれる画像/映像コンテンツを格納するストレージや、社内外での情報共有とコラボレーションを支えるプラットフォームを必要としていたが、セキュリティを担保しながらユーザビリティが高く、容量無制限のコンテンツを格納できるストレージである点、社内外とのコンテンツ共有やコラボレーションが可能な点などから、Boxを採用したという。

 同社ではこれにより、貨物鉄道輸送にかかわるIoTデータ、線路などの鉄道設備の検査データ、各系統の教育用資料や映像、用地や車両に関する図面、輸送異常時の現地の画像・映像など、膨大な量のコンテンツをセキュアなITインフラ環境で保管できるようになったとのこと。

 またそれらのコンテンツを、場所を問わず、リアルタイムに、社内外の業務関係者と共有・コラボレーション可能になった。

 JR貨物はこうしたIT基盤の活用を通じて、状況に応じた必要なアクションや意思決定の迅速化を図り、輸送品質向上を目指すとしている。

 なおコンテンツ共有の領域では、Microsoft Office 365とBoxの併用を見据えているとのことだ。