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さくらインターネット、さくらのクラウドやハウジングサービスとLGWANを接続する「LGWANコネクト」

 さくらインターネット株式会社は11日、地方公共団体へ行政用アプリケーションを提供したいサービス事業者向けのネットワークサービスとして、「LGWANコネクト」を2020年1月9日より提供開始すると発表した。回線仕様は100Mbpsの共有回線(ベストエフォート)。

 「LGWAN(Local Government Wide Area Network)」とは、地方公共団体情報システム機構(J-LIS)が運用している、地方公共団体を相互に接続するための行政専用ネットワーク。インターネットから切り離された閉域網の専用回線で接続され、ファイアウォールや侵入検知といったセキュリティ機器を設置するなど、高度なセキュリティが確保されているという。

 LGWANコネクトは、このLGWANへ接続するためのサービス。J-LISの定めるLGWAN-ASPファシリティサービスに登録済みの石狩データセンターにおいて、「さくらのクラウド」や「ハウジングサービス」とLGWANを接続できるようにする(さくらのクラウドでは、インターネット接続制限オプションの利用が必須)。

 サービス事業者はLGWANコネクトを利用することで、地方公共団体向けのさまざまなアプリケーションを、さくらのクラウドやハウジングサービスから提供可能になるとのこと。

 なおインターネット接続用の環境として、「さくらの専用サーバ」をはじめとしたさくらインターネットのインターネットインフラサービスを利用し、相互に連携するシステム構成とすることも可能。

 さらに、行政用アプリケーションがスムーズに展開できるよう、J-LISへの利用申請についても同社がサポートする。