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ブリッジ、インサイドセールス時の会話品質向上を図る「コールナビ」を提供

インサイドセールス支援サービス「SAIN」を機能強化

 ブリッジインターナショナル株式会社(以下、ブリッジ)は9日、日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)の協力のもと、インサイドセールス業務を支援する「SAIN(Sales AI Navigator)」において新機能「コールナビ」を開発し、12月より本格販売開始したと発表した。

 インサイドセールスとは、企業に電話やメールでコンタクトし、見込み客の発掘、絞り込み、案件醸成、クロージングを行う営業改革の手法。ブリッジでは、こうした一連のプロセスを支援するソリューションとしてクラウドサービスの「SAIN」を開発し、会話内容の改善指導をサポートする「モニタリング」、製品・サービス購入のポテンシャルが高いアプローチ先をスコアリングによりリストアップし、効果的なインサイドセールス活動を支援する「ターゲティング」の両サービスを提供している。

 今回はさらに、AI技術を活用し、顧客との会話をリアルタイムにナビゲートするコールナビ機能の開発を完了し、本格販売を開始した。

 コールナビはモニタリングの上位エディションとして提供され、IBM Watsonの音声認識機能と自然言語処理機能を活用している。具体的には、インサイドセールス担当者が顧客と会話を行う際に、相手の反応に応じて商談に必要な情報の抜け漏れを自動的に提示することで会話品質の向上を図るとともに、効果的なインサイドセールス活動の実現を支援するという。

 また、スーパーバイザーのリアルタイムモニター機能により、適切なアドバイスをインサイドセールスに送信できるので、より高度な会話もサポートできるとのこと。

 なお、ユーザー企業はコールナビを利用することにより、短期的には課題発掘率/引合化率の向上によるインサイドセールスの生産性向上が見込めるという。また中長期的効果には、発話内容のAI自動分類により顧客の意見が見える化されるほか、顧客の反応を加味した戦略立案・見直し、インサイドセールス組織強化に向けた情報蓄積などの効果が見込まれているとした。