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DALのデータハンドリングプラットフォーム「RACCOON 2.0」、より導入しやすい新エディションを提供

 株式会社データ・アプリケーション(DAL)は6日、データ連携や移行時のデータ加工・変換をノンプログラミングで実現するデータハンドリングプラットフォーム「RACCOON(ラクーン)」において、新版「同 バージョン2.0」を発表した。同日より提供を開始する。

 RACCOONは、システム連携時に必要なデータハンドリング部分をノンコーディング化するソフトウェア。複数の入出力データを扱え、文字コードやフォーマットの変換を行いながら、ソート、マージ、ファイル統合や分割などのデータ加工をノンプログラミングで行えるという。

 新版では、まず、対応する入出力データを拡充した。EDIフォーマットとしてはCII、UN/EDIFACT、ANSI X12に、データベースとしてはOracle Database 19c、Microsoft SQL Server 2014 SP3に新たに対応している。

 また、変換エンジンであるRACCOON Transfer Engineにおいて、対応するJava環境を拡充し、Java 8に加えてJava 11の環境をサポート。このほか、開発クライアント「Developer Studio」がWindows Server 2019をサポート。EDIフォーマットのテンプレートの提供や、Developer Studioでの操作性改善なども行われた。

 ラインアップ面では、以前からのスタンダードエディションに加え、用途に応じてオプションを選べる「セレクトエディション」が追加される。ソート、ジョインなどの「特殊処理」、入出力データとしての「EDIフォーマット」、「データベース接続」といった3つの機能をオプション化したことで、使い方に合わせてオプションを選択できるようになった。

 RACCOON バージョン2.0の価格(税別)は、買い切り型ライセンスの場合、スタンダードエディションが300万円、セレクトエディションの基本機能が100万円。期間を限定してソフトウェアが利用可能なタームライセンスは、スタンダードエディションが月額12万5000円(提供最低期間3カ月から)。サブスクリプションライセンスも提供される。