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DAL、データハンドリングプラットフォームの最新版「RACCOON 2.5」を発売、Amazon S3へのデータ直接保存などを追加

 株式会社データ・アプリケーション(以下、DAL)は19日、データ連携や移行時のデータ加工・変換をノーコードで実現する、データハンドリングプラットフォーム「RACCOON」の最新版となるバージョン2.5を発売した。

 最新版では、クラウドと相性のいいデータレイクの構築が主流になりつつある状況を受け、RACCOONでデータを変換・加工した出力ファイルを、直接Amazon S3に保存できるようにした。これにより、データのアップロードや更新といったデータ運用や、Amazon Redshift、Snowflakeなどを使ったデータ分析を効率化する。

RACCOONの出力ファイルをAmazon S3に保存するイメージ

 また、ストアドプロシージャをRACCOONのDBアダプターから呼び出せるようにし、データ変換機能を強化した。これにより、データベース側に定義したストアドプロシージャを実行でき、ネットワーク負荷の軽減および複雑なSQL文の実行結果をRACCOONで利用できるようになる。

 このほか、Java 17のサポート、SQL Server 2016 SP3への対応、内部データでマップ型のサポート、動的な出力ファイル名称の自動生成、見出しレコードを自動生成する機能の追加などを行っている。

 RACCOONの価格(税別)は、サブスクリプションライセンスが月額4万円から、通常ライセンスはセレクトエディションが100万円から、スタンダードエディションが300万円、タームライセンスはスタンダードエディションが月額12万5000円(最低期間3カ月)。