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Amazon Redshiftにも対応、DALがデータハンドリングプラットフォーム「RACCOON 1.6」発売

 株式会社データ・アプリケーション(DAL)は、データ連携・移行時のデータ加工・変換をノンプログラミングで実現するデータハンドリングプラットフォーム「RACCOON」の新版「同 1.6」を2月1日に発売する。

 「RACCOON」は、企業の周辺にあるさまざまなデータソースを組み合わせ、分析に必要なデータを生成可能なソフトウェア。同時に、データ加工やフォーマット・文字コード変換を行えるほか、GUI操作によるノンプログラミングでもこうした作業を行うことができる。

 今回の新版では、サポートする環境を増やし、利用が急速に増加しているクラウド型データウェアハウス(DWH)「Amazon Redshift」や、Microsoft Access、SQL Server 2016に対応した。Amazon Redshiftについては、Amazon S3を経由した処理もすべて自動化することができる。

 また、編集ルールを記述した「リソース操作ファイル」をコマンド実行することにより、フォーマット変換定義を作成/更新できるようにした。なお、この機能は、GUIによる操作ではなく、バッチ処理のようなコマンド実行によって行う。

 さらに、編集中の変換定義ファイルだけではなく、ワークスペース内のすべてのフォーマット変換定義を対象として、設定の検索と置換を一括して行える機能を新たに搭載。企業において、多数の変換定義ファイルを管理している場合、それぞれのファイルを個別に操作する必要がなくなるため、メンテナンス性が向上する。

 加えて、指定したディレクトリ配下に格納されている入力ファイルの一括処理を可能にしたことで、例えば、支店ごとの売り上げデータとなる複数のファイルを、1つの入力としてまとめられるようにした。

 このほか、変換ログの出力先としては、Windowsのイベントログへの出力をサポートし、Windowsのイベントログ監視ツールによるエラーの監視が容易になっている。

 価格(税別)は、Standard Editionが300万円、Developer Editionが200万円。なおStandard Editonについては、2017年3月末まで200万円のキャンペーン価格で提供される。また、月額12万5000円(最低利用3カ月)のタームライセンスも用意されている。