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シュナイダーエレクトリック、常時インバーターUPS「APC Smart-UPS SRT」シリーズ4モデルをリニューアル

 シュナイダーエレクトリックは28日、常時インバーターUPS「APC Smart-UPS SRT」シリーズの4容量帯モデル(1500VA、2400VA、8000VA、10000VA)をリニューアルすると発表した。新機種の受注開始は2020年1月10日の予定。

 APC Smart-UPS SRTシリーズは、無瞬断でクリーンな正弦波を負荷機器に供給する常時インバーターUPS。最大10台の拡張バッテリーを接続でき、保護する機器に合わせて長時間バックアップを可能とする。

 新モデルは、LCDマルチカラーディスプレイの搭載により使いやすくなったほか、クラス最高の力率(100Vモデル: 0.9、200Vモデル: 0.95)を実現。バッテリーの充電状態および入力電源の状態が良好な場合には、インバーター回路をバイパスして電力変換部の消費電力や発熱を抑えるグリーンモードの搭載、消費電力の削減など効率化を実現した。

 また、モデルによっては質量が約55%軽量化し、ラックマウントが3Uから2Uへと省スペース化している。

 UPSと保守サービスが一体となった「保守付きモデル」では、3年間保守、5年間保守に加え、バッテリーの予防交換が1回付いた「7年間保守付きモデル」も提供。バッテリー交換時の追加費用や、修理などに伴う突然の出費などを考慮せず、購入時にメンテナンスコストを含めた金額が算出できるとしている。

 シュナイダーエレクトリックでは、新モデルは従来から使われてきたサーバー、ストレージの電源保護に加え、シャットダウン時のバックアップ時間がより長く必要なハイパーコンバージドインフラストラクチャ(HCI)や、デジタル化がすすむ医療IT分野での需要を見込むとしている。