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朝日ビルディング、鈴与シンワートのビジネスチャット「TAGS」を導入

BCP対策に活用、ビジネスコミュニケーションの効率化も目指す

 鈴与シンワート株式会社は28日、株式会社朝日ビルディングが、ビジネスチャットサービス「TAGS」を全社導入したと発表した。朝日ビルディングでは、BCP対策とビジネスコミュニケーションの効率化を目的として、TAGSの採用を決めたという。

 不動産事業を手掛ける朝日ビルディングでは、BCP対策の災害時連絡手段として管理職にPHSを配布していたが、2018年6月に発生した大阪北部地震ではPHSを使用した緊急連絡が機能しなかったという。一方で、個人のチャットサービスを利用した連絡はできたため、チャットの有効性を感じ、ビジネスチャットの導入検討を開始した。

 そこで、複数のサービスを検討した結果、災害時でも平常時でも使いやすいシンプルなチャットであること、ビジネス利用に対応した高セキュリティのサービスであること、運用コストが安いことを評価し、TAGSの採用を決めた。

 なお、TAGSの検証中に大型台風や北海道胆振東部地震が発生したが、その際にも災害対応通信手段として機能したとのこと。

 同社では、チャットは送付したメッセージが既読になったかどうかで、安否確認にも使えるほか、こうした既読機能は通常のビジネスシーンでも有益であると指摘。さらにTAGSでは、誰が既読で誰が未読かということが一目でわかる点も評価している。