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NECネッツエスアイ、接続可能なパブリッククラウドの追加など高速閉域網サービスの機能を拡充

 NECネッツエスアイ株式会社は17日、同社のデジタルトランスフォーメーション事業の新ブランド「Symphonict」について、プラットフォームサービスの一つである「NGN-VPN セキュアアクセスサービス」の機能を拡充し、サービスメニューを追加した。

 NGN-VPN セキュアアクセスサービスは、フレッツ光ネクストをアクセス回線としたインターネットを介さない閉域網(VPN)により、各種パブリッククラウドや全国の顧客拠点間をダイレクト接続でき、高速・低遅延・高セキュリティのネットワークを低コストで提供するサービス。

 機能拡充では、各種パブリッククラウドへのダイレクトアクセス先を追加。既に提供しているAmazon Web Services(AWS)に加え、Microsoft Azure、IBM cloud、Google Cloud Platform(GCP)、Oracle Cloud Platformとのダイレクトアクセスサービスを追加した。

 また、これまでのベストエフォート型回線に加え、帯域保証型アクセス回線(2Mbps~1Gbps)の提供を開始した。これにより、基幹・勘定系や音声・映像など、高信頼性・高品質とリアルタイム性を求める通信に対応が可能となる。

 サービスには、ネットワーク機器をクラウド上で管理する、統合管理システム「NetMeister」を標準で装備。顧客は、個別にネットワーク管理システムを設置する必要がなく、閉域網のクラウド上で顧客拠点に設置されているNetMeister対応のネットワーク機器の正常・異常の状況や最新のアラーム状況、各拠点の機器の状況を地図上で把握可能になるなど、ネットワーク管理者の負担を軽減する。

 提供価格(税別)は、フレッツ光ネクスト(1Gbpsベストエフォート)とVPNルーターがセットになった「拠点プラン」が初期費用4万5000円、月額1万2800円。フレッツ光ネクストビジネスタイプ(最大おおむね1Gbps)を含んだ回線とVPNルーターを冗長化した「データセンタプラン」が初期費用7万8000円、月額11万4000円。帯域保証プランは要問い合わせ。