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NTTソフト、人間工学の考えを取り入れたメール誤送信防止ソフト「CipherCraft/Mail 7」

 NTTソフトウェア株式会社(以下、NTTソフト)は、人間工学の考えを取り入れたメール誤送信防止ソフトウェア「CipherCraft/Mail 7」を、9月30日より販売開始する。

 CipherCraft/Mailは、利用者に宛先の再チェックを行わせてメール誤送信を防止するとともに、添付ファイルのパスワード化を自動で行うソフトウェア。今回は、人間工学の考えを取り入れたメール誤送信防止を行うため、大幅な機能強化を行った。

 人間工学の考え方では、人間の情報処理工程は3つの要素「知覚」「認知」「運動(操作)」で定義されているとのこと。そこでこれまでの機能に対して、この3要素でのヒューマンエラーによる誤送信を防ぐための仕組みを新たに導入した。

 「知覚」面では、従来製品では特に重要な確認すべき項目がわからない可能性があった点を考慮し、誤送信をしてしまいがちな重要な項目のみに視線を集めるために、確認画面での情報量を最小限にする。さらに、文字サイズ、太字などの強調表現を適切に使用することで、視覚的に確認しやすいデザインに変更している。

 また「認知」面では、思い込みによるメール誤送信を未然に防ぐための仕掛けを搭載した。類似のメーリングリストや同姓同名宛てにメールを送ってしまう場合は、その多くが思い込みによるものだが、正しいと思い込んでいる情報に対しては特別な注意を払わないという。そこで、無意識な思い込みを取り除くため、送信履歴と比較することによって、初めて送る宛先には送信時のボタンを警告色に変えたり、メールアドレスのドメインから判断して宛先が同じ会社であればまとめて表示したり、といった機能を新たに搭載した。

 「操作」面では、繰り返し行う操作は慣れによって注意力が低下する点に着目した。メール送信の度に確認画面が表示され、同じような確認を何度も行うことにより重要な確認を怠る可能性がある。そこで、誤送信のリスクを自動的に判別し、リスクが低い場合は確認画面を出さず、確認が必要な場合には確認画面を表示する仕組みを搭載している。

 ライセンスは、永年ライセンスと年間サブスクリプションのどちらかを選択可能で、前者は50ユーザーで24万5000円(税別)から、後者は50ユーザーで年間8万円(税別)から。なお永年ライセンスの保守料金はライセンス価格の15%となる(初年度必須)。