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D-Link、ポートあたり最大90WのPoE給電に対応したEasyスマートスイッチ2製品

消費電力の大きな次世代機器にも給電可能

 ディーリンクジャパン株式会社(以下、D-Link)は12日、エントリーモデルのスイッチ製品群「DGS-1100シリーズ」において、PoE++給電に対応した2製品を提供すると発表した。10ポートモデル「DGS-1100-10MPP」、26ポートモデル「DGS-1100-26MPP」を販売開始している。

 DGS-1100シリーズは、直感的なWeb GUIによる簡易マネジメントが可能なEasyスマートスイッチ。今回はこのラインアップに、IEEE802.3bt規格(PoE++)の給電に対応したDGS-1100-10MPPとDGS-1100-26MPPを追加した。

 PoE++対応ポートは、ポートあたり最大90Wの給電に対応しており、大型のネットワークカメラや5Gなどのセルラー通信、IEEE 11ax対応の無線LANアクセスポイント、スマート照明など、大きな消費電力を必要とする次世代機器での利用を想定しているという。

DGS-1100-10MPP(上)とDGS-1100-26MPP(下)

 新製品のうちDGS-1100-10MPPは、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×8ポートを備えており、うち2ポートがPoE++給電に対応。残りの6ポートはポートあたり最大30WのPoE給電に対応している。スイッチ全体での給電容量は最大242W。また、SFP×2スロットも搭載する。

 価格は9万8000円(税別)。

 一方のDGS-1100-26MPPは、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×24ポートを搭載し、うち4ポートがPoE++給電を、残りの20ポートがPoE給電をサポートする。スイッチ全体での給電容量は最大518W。このほか、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-TとSFPスロットとのコンボポートも2基備えた。

 価格は16万8000円(税別)。

 なお両製品とも、VLAN、ループ検知/防御機能、SNMP管理などのマネジメント機能を備えているほか、D-Linkの長期無償保証制度であるリミテッドライフタイム保証(製造終了日から5年間の保証)にも対応するとしている。