ニュース

日商エレ、コラボ基盤「Moxtra」を中核としたデジタルオムニチャネルソリューションを提供

 日商エレクトロニクス株式会社(以下、日商エレ)は28日、米Moxtraの製品を中核としたデジタルオムニチャネルソリューションの提供を9月1日より開始すると発表した。

 Moxtra社では、顧客・事業者間でのビデオチャットや、画面/資料共有などの双方向コミュニケーションをワンプラットフォームで実現する、モバイル対応のコラボレーションプラットフォーム「Moxtra」を提供している。

 金融機関がこれを導入すると、顧客に対する商品・重要事項などの説明や、確認書へのサイン、資産運用アドバイスといった、従来は対面で行っていたコミュニケーションをMoxtra上で実現できるという。また必要に応じて、商品担当やバックオフィスも同一プラットフォームに参加可能なため、専門的な質問や契約処理への対応もスムーズに行え、顧客満足度の向上を狙えるとした。

 一方の顧客側は、電話やチャット、ビデオカンファレンスなど、多様なコミュニケーション手段で、いつでも、どこからでも金融機関の担当者と最適なコミュニケーションを行えるようになるとのこと。

 セキュリティ面では、金融機関向けに設計された証跡保護や暗号化技術、さらに生体認証やEMM(エンタープライズモビリティ管理)が組み合わされているので、セキュアかつシームレスにトランザクションを完結できるとした。

 なお、日商エレが提供するデジタルオムニチャネルソリューションでは、パブリッククラウド(SaaS)型だけでなく、プライベートクラウド型、オンプレミス型も選択できる点が特徴となっており、既存構内システム同様の情報セキュリティポリシーで運用を行えるという。

 さらに顧客へ提供するアプリについても、既存アプリへの埋め込み、新規アプリの提供から選択可能。適用領域の分析支援、既存システムの組み込み開発など、柔軟な導入支援も提供するとしている。