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リコー、建設業向け「施工管理コミュニケーション変革パック」を提供開始

 リコージャパン株式会社は27日、株式会社オクトが提供する建築・建設業向けのプロジェクト管理を行う施工管理アプリケーション「&ANDPAD(アンドパッド)」と、リコーの新世代複合機「RICOH IM Cシリーズ」を連携させるクラウドアプリケーション「RICOH カンタン施工管理 for ANDPAD」を開発したと発表した。これらを組み合わせ、施工管理業務に関わる情報共有・コミュニケーションを効率化する「施工管理コミュニケーション変革パック」として、9月2日に提供開始する。

 &ANDPADは、主に民間の新築・リフォーム、商業施設などの建設業に関わる設計図面や写真、工程表などの関連資料を、クラウド上で一括管理できるアプリケーション。PC・タブレット・スマートフォンから場所を選ばずに使用でき、資料の共有だけでなく、テンプレートによる報告書の作成、リアルタイムのチャット機能にも対応。元請業者内のみならず、協力業者や職人などを含めた施工関係者の業務連絡やコミュニケーションを効率化できる。

 RICOH カンタン施工管理 for ANDPADは、複合機を用いて施工書類や見積書などの紙文書をスキャンして電子化し、複合機のタッチパネルによる簡単な操作によって保存先を選択することで、&ANDPAD上でのスムーズな共有を可能にするソリューション。あらかじめファイル名の規則を登録しておくことで、リネームなどの煩雑な作業も不要になり、紙文書の電子化や共有に関わる業務負荷の軽減、業務の効率化に貢献する。

 リコーの「EMPOWERING DIGITAL WORKPLACES プラットフォーム」上で動作するアプリケーションとなり、保守やバージョンアップ込みの定額制のため、手軽に導入できる。

 リコーでは、施工管理コミュニケーション変革パックの発売に際し、オクトと&ANDPADの販売代理店契約を締結し、全国展開する。既に&ANDPADを導入済みの企業には、RICOH カンタン施工管理 for ANDPADのみの提供も行う。

 RICOH カンタン施工管理 for ANDPADの価格(税別)は、「RICOH クラウドアプリケーション スタートパック」が1契約につき5000円、「RICOH カンタン施工管理 for ANDPAD」の月額契約が1デバイスにつき1500円、年額契約が1デバイスにつき1万8000円。「&ANDPAD スタートパック(標準施工管理機能)」の初年度価格(税別)は、10ID枠が22万円、20ID枠が26万9800円、30ID枠が31万6000円、60ID枠が53万2000円。