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日商エレ、クラウド利用料金や運用コストの削減を支援するツール「Spotinst」を販売開始

 日商エレクトロニクス株式会社(以下、日商エレ)は27日、米Spotinstと販売代理店契約を締結し、クラウド利用料金や運用コストの削減で企業のクラウドネイティブ化を支援するツール「Spotinst」の提供を開始した。

 Spotinstは、クラウド上仮想マシンインスタンスの費用削減および運用コスト最適化、Kubernetesなどコンテナオーケストレーター基盤仮想マシンの費用削減および運用コスト最適化を実現するツール。

 Amazon Web Services(AWS)、Google Cloud Platform(GCP)、Microsoft Azureに対応する、パブリッククラウド上で動作する仮想サーバーの利用料金削減や、マルチクラウドにおける仮想サーバー利用状況の可視化、Kubernetesなどのコンテナオーケストレーションの運用負荷削減を実現。

 独自の変動予測アルゴリズムを使い、AWSの「スポットインスタンス」や、GCPの「プリエンプティブVM」、Microsoft Azureの「ロウプライオリティVM」といった、低価格ながら可用性の低いインスタンスの中断を事前に予測および自動リプレイスすることで、可用性を担保しつつ、低価格でコンピュートリソースを有効活用する。

 日商エレでは、クラウドネイティブ化とは、クラウドならではの即効性や拡張性といったメリットを生かし開発業務および運用業務を最適化し、効率的にアプリケーションを導入することで、クラウドコスト削減やクラウドネイティブ化を実現するためには、各種クラウドサービスの費用、運用面での最適化をはじめ、コンテナ化への対応、そして定常的にこれらの要素を構築、管理、運用するための高いスキルが必要だと説明。こうした背景を踏まえ、クラウドネイティブ化を支援するツールとしてSpotinstの提供を開始するとしている。