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日商エレとJTP、Ansibleを活用した情報システム部門向け「IT運用業務自動化サービス」を提供

 日商エレクトロニクス株式会社(以下、日商エレ)とJTP株式会社は5日、情報システム部門向けの「IT運用業務自動化サービス」を提供開始した。

 IT運用業務自動化サービスは、Red Hat Ansible Automation Platform(以下、Ansible)を活用し、IT運用業務を自動化する。対象は、基幹システムの運用やトラブルシューティングといった定型業務を中心に、社内調整業務など多岐に適用できる。

情報システム部門の業務イメージ(導入の前後)

 自動化プラットフォームのAnsibleは、インフラの自動化をシンプルに行うソフトウェアで、各個人作業の自動化から組織全体で利用する業務の自動化まで、幅広いITプロセスへの自動化適用に対応する。サーバー、ネットワーク、仮想環境、セキュリティ、クラウド環境といった多様な対象を一元的に自動化でき、システム構築から日々の運用までを幅広くカバーする。エージェントレスモデルを採用しているため、既に安定稼働している既存システムに対しても、安全に自動化を適用できる。

 また、サービスでは、アセスメントから運用までを専門家が支援する。場当たり的に自動化できる部分に対して導入していくと、想定した効果を得られずに費用だけが掛かる可能性があり、自動化を実施した担当者が不在となったことによりブラックボックス化してしまい、結果的にメンテナンスの工数が増加することもあると説明。日商エレとJTPでは、こうした事態に陥らないよう、また、一部の業務の自動化といった部分最適ではなく、企業組織としての全体最適を目指して、アセスメント、導入、運用支援の3ステップでサービスを提供する。

アセスメントから運用まで専門家が支援

 アセスメントのステップでは、顧客IT部門の一員として参加の上、現行の環境や業務をヒアリングならびにアセスメントを実施。アセスメント結果に基づき、自動化で得られる費用対効果や導入プランを策定する。

 導入のステップでは、策定したプランに基づいて、自動化に必要なスキルを顧客に習得してもらいながら、導入と設定を顧客自身が対応する。必要に応じて、環境構築や設定をサポートする。

 運用支援のステップでは、運用のサポートをはじめ、自動化の適用範囲のさらなる拡張、新しい作業の自動化など、顧客のIT運用の自動化を継続的にサポートする。