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GitHub、CI/CD機能を搭載した「GitHub Actionsベータ版」をリリース

 米GitHubは米国時間8月8日、CI/CD(継続的インテグレーション/継続的デリバリー)機能を搭載した「GitHub Actions」のベータ版をリリースした。

 GitHub Actionsは、テストやデプロイなどGitHubにホストされるコードのワークフローを自動化する機能。ワークフローや処理内容がリポジトリ内のコードとして記述されるため、作成したワークフローの共有・再利用だけでなく、開発プロセスを含めてフォークすることも可能になる。

 GitHub Actionsを使うことで、Linux、macOS、Windowsなどの任意のプラットフォーム上での開発、テストおよびデプロイのプロセスを簡単に自動化できるようになり、GitHub Actionsで作成したワークフローは、コンテナまたは仮想マシン内で実行することができる。

 GitHubでは、2018年のGitHub Actionsのリリース以来、多くの反響があり、既に数千ものすばらしいワークフローが作成されたと説明。その一方で、多くのユーザーから、CI/CDで利用したいというフィードバックを受け取り、GitHub ActionsにCI/CD機能を実装したとしている。

 GitHub Actionsは、パブリックリポジトリであれば無料で利用が可能。プライベートリポジトリでGitHub Actionsを利用する場合はシンプルな従量課金制で利用でき、自社のハードウェアまたは別のクラウド上で実行する場合には、GitHubのセルフホスト型ランナーを無料で使用できるとしている。

 なお、GitHub Actionsベータ版についてはすべてのユーザーが無料でトライアル利用が可能。GitHub Actionsの正式バージョンは、11月13日にリリース予定としている。