NTTテクノクロス、大量の画像を効率的に転送できる「SmartFileUploader」　8Kの高精細画像にも対応

　NTTテクノクロス株式会社は19日、画像データの高速転送ソリューション「SmartFileUploader」を提供開始すると発表した。NTT研究所が開発した画像圧縮ライブラリに独自機能を追加しており、モバイル回線などでも膨大な画像データを高速かつ効率的に転送できるという。

　SmartFileUploaderは、大量の画像を圧縮して安全かつ効率的に転送できるソリューション。静止画に特化したチューニングを行うことで、JPEG方式で圧縮された画像データ、を、高い画質を保ったままで1/10以下のファイルサイズに圧縮できるという。近日中には、非圧縮データ（TIFF）にも対応する予定。

　また、圧縮による画質低下が気になる場合でも利用できるよう、画質を完全に復元できる可逆圧縮機能も搭載した。さらに、微細な変化をとらえることが要求される点検などの保守作業にも対応できるように、放送や映像配信サービスでは利用されない、8Kを超える解像度にも対応しているとのこと。

　このほか、クラウドストレージと連携してファイル転送と圧縮処理を同時に実行することで、転送時間を大幅に短縮している点も特徴。クラウドストレージからのダウンロード、元の画像フォーマットへの復元なども自動的に行えるので、効率的に作業を進められるとした。

　価格（税別）は、価格は、アップロードアプリが1ライセンスあたり年額2万4000円、ダウンロードアプリが1ライセンスあたり年額2万4000円。別途、クラウドストレージ（標準ではBox）の契約が必要となる。

　なお、対応するファイルフォーマットやクラウドストレージについては、要望に応じたカスタマイズも可能とのことだ。