NTTテクノクロス、5G/LTEに対応した映像伝送サービス「ストリームウェイズ」

　NTTテクノクロス株式会社は、5G/LTEに対応した映像伝送サービス「ストリームウェイズ」を、3月19日から提供開始すると発表した。株式会社NTTドコモが提供するクラウド基盤「ドコモオープンイノベーションクラウド」などのクラウドサービスを利用し、安定した映像伝送、および映像の切り替えや分配を実現するという。

　「ストリームウェイズ」は、モバイル回線を利用して、安定した映像伝送を誰でも容易に行えるサービス。

　高精細な映像をリアルタイムで伝送するためには、映像伝送技術やネットワーク技術が求められるため、人員不足やコストの負担が大きいことなどが懸念されているという。しかし「ストリームウェイズ」では、NTTテクノクロスが培った映像／ネットワークに関する知見を生かすとともに、クラウドサービスと組み合わせることにより、簡単に誰でも利用できる映像伝送サービスを実現したとのこと。

　サービスでは、LTEのほか5Gに対応し、低遅延な映像伝送を実現。映像伝送にはクラウド基盤を利用しており、どこからでも映像伝送を行えるため、パブリックビューイングなど、リアルタイム映像を活用したイベントに適しているとした。また、NTTドコモの「ドコモオープンイノベーションクラウド」を利用すれば、セキュアな映像伝送も可能としている。

　なお、エンコーダにはNTTエレクトロニクス株式会社の「HC10000シリーズ」を採用し、4Kの映像素材でも、低遅延で高画質のままの伝送を可能にしているので、5Gの低遅延性と広帯域性を十分に生かせるとのことだ。

　価格は、映像伝送のサービス利用料が1回線あたり3万円／日で、ストリームの上帯域は20Mbpsまで対応する。また別途、通信端末および通信の費用が必要。

　一方、映像伝送パッケージのレンタル費用は15万円／日。送受信機はどちらも同一価格となる。