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バルテス、AIが仕様書の品質を分析するサービス「QuintSpect」の正式版を提供開始

 バルテス株式会社は6日、要件定義書や設計書などのドキュメントを対象に、AIが品質を解析するツール「QuintSpect(クインスペクト)」の正式版を提供開始すると発表した。独自のインスペクション観点からAIが分析を行って不備を早期に発見し、効率化と手戻りコストの削減を実現するという。

 QuintSpectは、ドキュメント(Excel・PDF)を「正確性」「理解性」「視覚性」「深層性」「信頼性」の5つの観点から品質を分析し、スコアリングと改善提案を行う解析AIツール。不備がある箇所については項目ごとに指摘し、優先順位や重要度、期待効果を提示するほか、レーダーチャートによる可視化にも対応する。

 2025年10月にプロトタイプ版を公開して以来、利用者からのフィードバックをもとに機能改善を進めてきたが、正式版では、分析予約機能や分析履歴管理機能、通知機能を追加したほか、矛盾検知処理やシステム基盤を見直し、安全性・安定性に関する機能強化を行ったという。

 具体的には、まず、実行方式を見直し、従来のQuintSpectでは分析を即時実行していたのに対して、分析予約方式への変更を行った。これにより、分析完了まで画面上で待機する必要がなくなったほか、予約状況や完了見込み時刻、推定消費トークン数の確認、分析完了時のメール通知にも対応している。

 また、分析履歴の一覧管理や検索・絞り込み機能を追加するとともに、ファイル管理機能を実装し、分析状況やストレージ使用量を確認できるようにした。さらに、プラン変更申請機能やオプション購入機能を追加。あわせて、トークン使用量やストレージ利用状況を画面上で確認できるように改善している。

 セキュリティ面では、パスワード保護ファイルやウイルス混入ファイルの検知機能を追加。このほか、分析中ファイルの上書きを防止する機能の実装、複数ドキュメント間の記載内容の不整合を自動で検出する矛盾検知処理およびシステム基盤の刷新により、大容量ドキュメントへの対応と安定性向上を実現したとのこと。

 なお、今後は、要件トレーサビリティを支援するため、基準となるドキュメントの内容が関連するドキュメントへ適切に反映されているかどうかを確認する機能の開発を予定している。