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フォーティエンスとSAPジャパン、ダイキンのグローバル人材データベース「DAIKIN People」の構築・運用を支援
2026年7月6日 16:30
NTTデータグループのフォーティエンスコンサルティング株式会社(以下、フォーティエンス)とSAPジャパン株式会社は2日、ダイキン工業株式会社(以下、ダイキン)が人材戦略の実行基盤として、「SAP SuccessFactors」で構築した人材データベース「DAIKIN People」を、世界約50の国と地域、180拠点以上で本格稼働したと発表した。
ダイキンは、空調を主要事業として、グローバルで事業展開を加速している。空調は国・地域ごとに気候、住宅様式、顧客の嗜好、法規制などが異なるため、地域特性に即した開発・生産・販売・サービス体制の構築が必要となる。同社は世界中の顧客のニーズに応え続け、現在では170以上の国・地域で事業を展開し、グループ全体の従業員数も10万人規模にまで拡大している。
こうした拡大を支えるためには、グローバルグループで人材を適時に確保・配置・育成することが不可欠となるが、人材データが各拠点・各形式(システム/紙)に散在し、一元的な把握が難しく、個々の成長可能性を最大化するマネジメントや戦略的なデータ活用が進みにくいという課題があった。
そこでダイキンは、「グローバルグループの最適配置を加速する基盤づくり」を目的に、データ連携・統合による一元化と運用効率化を推進し、キャリアの希望などの定性情報も可視化することで、従業員一人ひとりの挑戦・成長を加速し、経営層の意思決定を支えるデータ活用を強化している。
フォーティエンスは、人材マネジメントおよび人材データベースの構想検討段階から支援を開始し、概念実証(PoC)による要件整理を経て、システム本構築、国内外への展開までを一貫して伴走した。構想を踏まえて整理した要件を、人材データの可視化・活用を前提とした設計に落とし込み、迅速にシステム機能へ反映した。合わせて、国内外拠点のデータコンディションや各地域の法規制を踏まえた綿密なコミュニケーションを通じて、合意形成とデータ品質確保を実現した。
SAPジャパンは、製品ベストプラクティスの提供および導入・運用に関する知見の共有を通じて、グローバルでのスケールに資するアーキテクチャと運用設計を支援した。
DAIKIN Peopleは、SAP SuccessFactorsをベースとして、社員の異動・昇格等の発令情報、スキル・資格、キャリアの希望、育成の方向性など、人材の配置・育成に資する情報を一元管理し、人事施策に活用するための人材データベース。対象となるのは、国内約1万1000人に加え、中国、アジア、欧州、北米・中南米における海外グループ会社の部長級以上約1000人。
これまで分散していた、社内歴、スキル、資格などの人材情報を一元化し、上長は部下の情報を必要なタイミングで参照できる。合わせて、部下の「育成の方向性」や対話内容を記録・蓄積でき、所属長が変更となった場合も過去の情報を引き継いで確認できる。閲覧は役割別の閲覧権限制御のもとで運用する。
従業員本人が、業務の節目や個人事情の変化に応じて情報を随時更新でき、自己成長の記録として蓄積できる(年1回の更新は必須)。新たな業務や海外勤務などのチャレンジ意向、キャリアに対する考えや希望を記録できるよう設問を整備し、マネジメントや育成・配置の検討に資する情報として活用する。
年齢構成、男女比率などの最新データに基づき、組織の直近の状況を把握できる。合わせて、マスタ統合、コード標準化、重複排除、更新ワークフローなどのデータガバナンスを整備し、データ品質の維持・向上と運用効率化を両立する。
特定の業務経験や保有資格など、複数条件を掛け合わせた人材検索により、事業ニーズに応じた候補人材の抽出を支援する。これにより、最適配置や育成計画の検討に活用できる。
フォーティエンスとSAPジャパンは、DAIKIN Peopleの活用高度化を引き続き支援し、グローバル共通指標の整備、データ品質の継続改善、現場での活用を通じて、ダイキンの人材戦略実行力のさらなる強化に貢献していくとしている。