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トレンドマイクロ、法人向けSaaS型メールゲートウェイセキュリティ「Trend Micro Email Security」を提供
2019年8月2日 11:00
トレンドマイクロ株式会社は、法人向けSaaS型メールゲートウェイセキュリティ製品「Trend Micro Email Security」を8月6日に販売開始する。価格は、1ライセンスあたり年額3760円(税別、1000ライセンス購入時の場合)。
【2019/8/7訂正】
- 初出時、価格を「年額3200円」と記載していましたが、トレンドマイクロより価格訂正がありましたので、記事中の記載も変更いたしました。
Trend Micro Email Securityは、クラウド、オンプレミスどちらのメールサーバーでも利用できる、SaaS型メールゲートウェイセキュリティ製品。ランサムウェアや遠隔操作ウイルスなどの不正プログラムに感染するおそれがある不正メールや、ユーザーに不必要な情報を送信するスパムメールを防ぐ。不正メールの対策においては、パターンマッチングや振る舞い検知による対策に加えて、機械学習型検索やサンドボックスにより脅威を防ぐ。
SaaS型のため、ユーザーはメールゲートウェイセキュリティのためにサーバーの構築や保守を行う必要がなく、初期・運用コストを低減できる。また、常に最新のセキュリティ機能を利用できることに加えて、メールゲートウェイセキュリティ製品のバージョンアップ・修正プログラムの適用をユーザーが行う必要がなく、運用の負担を低減する。
従来から提供しているSaaS型メールゲートウェイセキュリティ製品「Trend Micro Hosted Email Security」と比較して、メール内のURLをサンドボックスで分析し、不正なメールを検出する機能を強化。メールの添付ファイルをサンドボックスで分析して脅威を見つけ出す機能に加え、新たにメールに記載されるURLのリンク先のコンテンツをサンドボックスで分析する機能を搭載した。また、WordやExcelなどの添付ファイル内に記載されるURLもサンドボックスで分析し、不正なメールを検出する。
このほか、メールサーバーに障害が発生した際に、Trend Micro Email Securityがメールサーバーに届かなかったメールを自動的に保持する機能や、検知した脅威に関する情報などをSIEM製品や他のセキュリティ製品に転送するSyslogの外部転送に対応した。
また、トレンドマイクロでは、今後はユーザーのシステム環境の変化に合わせて、ゲートウェイセキュリティ製品はオンプレミス型の提供を終了し、SaaS型へ移行すると説明。SaaS型のゲートウェイセキュリティ製品は、クラウドに加えてオンプレミスのシステムに対してもセキュリティを提供できることから、ユーザーは以前と同様のセキュリティを利用できるとしている。