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NEC、メインフレーム「ACOSシリーズ」中型機とストレージ2機種を発表
19インチラックに搭載可能なモデルをラインアップに追加
2019年7月26日 12:45
日本電気株式会社(以下、NEC)は26日、メインフレーム「ACOSシリーズ」の中型機「i-PX9800モデルS200」と、ACOSシリーズ向けストレージ「iStorage A5200」「iStorage A3200」を9月に販売開始すると発表した。
i-PX9800モデルS200は、データセンターへの導入を容易にできるよう、標準の19インチサーバーラックに搭載可能なモデルをラインアップに追加。また、オペレータステーションやディスク、仮想テープ装置といったACOSを構成する各装置を1筐体に搭載することを可能にすることで、オペレータステーションを含めた設置面積を最大約70%削減でき、機器の集約によるシステムの運用効率化を実現する。
また、ハードウェアによるデータ暗号化機能を追加。暗号化はデータベースファイルごとに設定でき、対象ファイルの判別、暗号鍵の管理やデータの暗号化/復号処理を自動で行うため、業務アプリケーションからは透過的かつ高速にデータベースの暗号化が可能になる。これにより、業務アプリケーションを変更することなく、重要なIT資産である基幹データを保護できる。
iStorage A5200は、前機種において搭載したSSDを全面採用し、最新の高性能マルチコアプロセッサの採用と内部インターフェイスの帯域強化により、従来機比でIOPS性能を3倍、スループットを2倍に向上する。ホストマシンとの接続ポート数も倍増し、ストレージ装置の設置効率を2倍に改善している。さらに、重複排除ストレージ「iStorage HS」へのバックアップを、オンライン業務無停止かつ、バックアップサーバーとバックアップソフトウェアを必要とせずに実行可能とし、システム運用を効率化する。
iStorage A3200は、省スペース、低消費電力のディスクアレイ装置で、IOPS性能が従来機比で1.4倍向上している。
製品の価格(税別)は、i-PX9800モデルS200が周辺装置を含む最小システム構成で月額200万円から。iStorage A5200が月額218万円から。iStorage A3200が月額48万円から。出荷開始日はいずれの製品も12月3日。