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はてなのサーバー監視サービス「Mackerel」、監視を容易に開始できる「ロール内異常検知」機能を正式リリース

 株式会社はてなは17日、サーバー監視サービス「Mackerel(マカレル)」においてベータ提供していた「ロール内異常検知」機能を、8月1日に正式リリースすると発表した。

 Mackerelは、サーバー内の各種ハードウェアやアプリケーションソフトウェアの性能をリアルタイムに監視できる、SaaS型サーバー監視サービス。

 こうしたサーバー監視サービスにおいては、異常を知らせるアラートを正しく発生させるために、監視するサービスの“異常”な状態を定義し、適切な監視ルールを設定する必要がある。しかし、精度の高い監視ルールの設定には専門的な知識や経験が必要なほか、アプリケーションの特性や変化に合わせて定期的なメンテナンスを行わなくてはならない、といった課題もあったという。

 これに対して、今回正式提供開始となる「ロール内異常検知」では、機械学習技術を用いることで、個別のサーバーへの細かい監視ルールの設定やメンテナンスを不要にしている。具体的には、異常を検知してほしいロール(監視対象のサーバーであるホストを「アプリケーション」「データベース」などの役割に分けてまとめたもの)と閾値(しきいち)を入力するだけで、簡単にサーバー監視を始められるとのこと。

 なお、同機能は3月1日からベータ版として期間限定で無料提供されてきたが、正式リリース後は、「Standard」プランのユーザーに向けた有料のオプションメニューとなる。料金は、監視対象となるロールに登録されているスタンダードホスト5台ごとに、月額1800円。