ニュース

はてなのサーバー監視サービス「Mackerel」、ユーザー定義の「カスタムメトリック」を強化

 株式会社はてなは13日、サーバー監視サービス「Mackerel(マカレル)」の「カスタムメトリック」の保存機能を強化し、ホスト退役後も設定したデータを閲覧できるよう変更した。

 Mackerelは、オンプレミスやマルチクラウドなど、さまざまな環境に対応したSaaS型サーバー監視サービス。サーバー監視に加えて、クラウドサービスのメトリックやイベントを可視化して、複雑なサービス環境も全体を俯瞰してシンプルに管理できる。

 Mackerelでは、任意のサーバーに「エージェント」と呼ばれるプログラムをインストールすることで、対象サーバーの監視を開始する。エージェントが、サーバーやサービスの状態を表すさまざまな値である「メトリック」を収集・投稿し、グラフや通知によって効率的な監視を実現している。

 今回の強化では、CPU使用率やメモリ使用量といった、エージェントを起動するだけで自動的に収集される「システムメトリック」だけでなく、クラウドインテグレーションや各種プラグインによって投稿されるユーザー定義のメトリック「カスタムメトリック」でも、サーバー退役後のデータを閲覧できるようにした。

 これにより、サーバーの入れ替わりが激しいコンテナ型仮想化を採用するユーザーは、サーバー退役後もカスタムメトリックで長期的な傾向を把握・分析することが可能になる。機能は、導入プランに関わらず、Mackerelの全ユーザーが利用できる。