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クラウド人事労務「SmartHR」と多言語化サービス「WOVN.io」が連携、年末調整画面などが5言語対応

 株式会社SmartHRは17日、クラウド型人事労務サービス「SmartHR」が、SaaSやウェブサイトの多言語化を実現するWovn Technologies株式会社の「WOVN.io(ウォーブンドットアイオー)」と連携すると発表した。SmartHRの画面のうち、雇用契約、入社手続き、年末調整の従業員用入力画面が10月中旬より多言語化される予定で、スタンダードプラン以上のユーザー企業が利用できる。

 SmartHRは、入社手続きや雇用契約、年末調整など、さまざまな労務手続きのペーパーレス化を可能にするクラウド型人事労務ソフトウェア。最新の人事データベースをもとに、社員名簿や人事レポートの作成も行えるほか、勤怠管理や給与計算システムとの連携にも対応している。

 今回の連携では、SmartHRで従業員自身が行う入社手続きや、年末調整の情報入力画面が、「WOVN.io」によって多言語化される。これにより、SmartHRで労務手続きを行う外国人従業員は、日本独自の専門用語にとまどうことなく、母国語での情報入力や内容確認が可能になるという。

 一方で、外国人従業員を雇用する企業の人事労務担当者にとっても、入社や年末調整にかかわる書類の翻訳や、書き方について説明の手間を省けるため、労務手続きにおける相互のストレスが軽減されるとした。

 なお対応言語は、英語、中国語(繁体字/簡体字)、韓国語、ベトナム語の5つ。書類として出力する場合は日本語になる。