クラウド勤怠管理「ジョブカン勤怠管理」と人事労務クラウド「SmartHR」がAPI連携

　株式会社Donutsと株式会社SmartHRは21日、Donutsのクラウド型勤怠管理システム「ジョブカン勤怠管理」と、SmartHRの人事労務クラウドサービス「SmartHR」とのAPI連携機能を、同日より提供開始したと発表した。

　ジョブカン勤怠管理は、勤怠管理とシフト作成、工数管理を同時に行えるクラウド型の業務支援システム。複数拠点の勤怠データをリアルタイムに確認・集計・抽出でき、給与計算までの業務を簡素化、迅速化することが可能という。

　一方のSmartHRは、入社手続きや雇用契約、年末調整など、さまざまな労務手続きのペーパーレス化を可能にするクラウド型の人事労務ソフトウェア。最新の人事データベースをもとに、社員名簿や人事レポートの作成も行えるほか、勤怠管理や給与計算システムとの連携にも対応している。

　今回提供されるのは、両サービスの従業員情報を、ボタン1つで同期可能にする機能。SmartHRの管理画面にあるボタンをクリックするだけで、双方の従業員情報を簡単に取り込めるようになる。

　SmartHRとジョブカンのいずれか一方に従業員情報が登録されていれば、簡単に従業員情報の同期を行えるため、新しく従業員が入社した場合に、両システムに同じ従業員情報を入力する手間が不要になる。また、SmartHRは入社手続きの際に必要な情報を従業員本人に入力させる機能を備えているので、SmartHRで入社手続きを行い、入力された従業員情報をジョブカンに取り込むことにより、人事労務担当者の入力作業が大幅に効率化されるとした。

　具体的な情報としては、姓名、生年月日、電話番号といった個人情報と、社員番号、スタッフ種別（雇用形態）、入社年月日といった社員情報が対象。従業員情報は新規登録だけでなく、既存従業員の情報更新にも対応している。