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NTTテクノクロス、業務システムの画面を“後付け”で改善できるツール「BizFront/SmartUI」
2019年7月16日 13:14
NTTテクノクロス株式会社は16日、システムには手を加えず画面を改善するツール「BizFront/SmartUI」を発表した。同日より販売を開始する。
BizFront/SmartUIは、NTTアクセスサービスシステム研究所が開発したUI拡張技術を利用し、システム改修を行わずに画面を改善できるソフトウェア。具体的には、既存システムの入力画面で手入力が必要な項目に、プルダウンリストやラジオボタンなどの選択肢を追加することが可能になっている。
これにより、面倒な文字入力の手間を省けるほか、もともとのシステムに備わっていない、入力された値のチェック機能も追加できるので、入力ミスを未然に防げるとした。
さらに、選択肢の表示内容や入力チェックエラー時の動作などは自由にカスタマイズ可能。複雑な手順を要するWeb API連携も簡単に実現でき、例えば、既存のシステム画面に外部の住所検索Web APIにアクセスする「住所検索」ボタンを表示させ、ボタンを押すと自動で住所の入力項目に反映させる、といった使い方にも対応する。
最大の特徴は、UI拡張技術を利用して既存のシステム画面に対し“後付け”で重ねて表示させることにより、システムを改修する必要がなく、低コストで入力画面を改善できる点。RPAを適用しづらいとされている、人間の判断を支援する機能を、RPAと同様に“後付け”で付与できるため、RPA適用から取り残された業務の効率化を図れるとアピールしている。
参考価格は、年間65万円(税別)から。