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NTTテクノクロス、業務ナビゲーションツール「BizFront/SmartUI」に新技術を実装

異なるWebシステム間での横断的なナビゲーションと情報連携が可能に

 NTTテクノクロス株式会社は31日、業務ナビゲーションツール「BizFront/SmartUI」において、NTT研究所の新技術を搭載した新版を4月14日より提供すると発表した。ノーコードで既存システムのWeb画面に拡張機能を追加する従来の機能に新技術が加わり、異なるWebシステム間での横断的なナビゲーションと情報連携が可能になったという。

 BizFront/SmartUIは、Webシステムの操作ガイダンスや入力補助などを、拡張機能としてWeb画面上に表示する業務ナビゲーションツール。NTTアクセスサービスシステム研究所が開発したUI拡張技術を利用しており、システム改修を行わずに画面を改善できるという。

クライアントサイド情報連携技術

 このBizFront/SmartUIは従来、同一のWebシステム内でしかナビゲーションを行えなかったが、今回の新版では、NUI拡張技術をベースにした新技術「クライアントサイド情報連携技術」を搭載することで、一連の業務処理の中で、次に行うべき手順や利用すべきWebシステムを示せるようになった。

 例えば、従業員が引っ越し時の住所変更と、それに伴う社内手続きを行う場合、申請システムごとにマニュアルを参照する必要がなくなり、一連のナビゲーションに従うだけで、すべての変更手続きをスムーズに行えるようになるという。

Webシステム間の横断的なナビゲーション

 なお、一般的には、異なるWebシステム間の情報連携を行う際は、API連携やデータベース接続などを行う必要があったが、新技術ではクライアントサイドで連携するため、Webシステムを改修する必要がなく、低コストで情報連携を実現できる点も特徴。これにより、別のWebシステムに投入した情報の自動転記を可能にし、入力ミスを削減するとしている。

異なるWebシステム・端末間の情報連携

 また、チャット機能やコメント欄を異なるWebシステム間に設けられ、複数の端末間でも共有できるため、伝達事項の漏れを防いだり、メールなどの別サービスを利用した情報共有を行う手間を省いたりできる。

 価格は65万円(税別)から。