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ARISE analyticsとALBERT、 画像解析技術を業務適用した際の解析精度検証サービスを提供

 株式会社ARISE analyticsと株式会社ALBERTは25日、AIを活用した画像解析技術の業務適用を検討する企業向けに、解析精度を短期間で検証できるサービス「Quick Image Analysis」の提供を開始した。

 ARISE analyticsとALBERTでは、画像解析技術は注目されている技術となっている一方、業務適用したものの精度が低く成果につながっていない、そもそも自社に業務適用できるかの判断ができないといった声が多く聞かれると説明。こうした状況に対し、両社がこれまで培ってきた技術やノウハウを融合し、課題を解決する検証サービスを提供するとしている。

 Quick Image Analysisでは、最適な分析モデルの選定と処理の自動化による短期間での検証を提供。これまでのさまざまな案件を通して経験を積んだデータサイエンティストの知見を生かし、企業の課題解決に最適な分析モデル(タスク・アルゴリズム)を選定。さらに分析処理の一部を自動化することで、検証期間の短縮を図る。

 また、国内外の最新分析モデルの活用や、画像データに対する前処理(画像増幅・色調補正・背景処理など)、これまでのノウハウを生かしたパラメーターチューニングにより、用意された画像データから最大限の解析精度を目指す。

 精度の改善が必要な場合には、解析結果に基づき、精度改善に必要となる要件や施策をアドバイスする。これにより、業務実装に向けた継続的な取り組みをサポートする。

 サービスの提供にあたっては、ALBERTがAI・画像認識サービスをARISE analyticsに技術提供し、ARISE analyticsの分析環境、AI・画像解析技術およびコンサルティングノウハウと掛け合わせることで、価値の高いサービス提供を目指す。また、検証後、実際の業務適用に進む際には、さらなる精度改善や業務システム環境への実装、分析モデルの保守・運用などについてもサポートを行う。

 想定する主なユースケースとしては、製造業における生産工程の物体検出および不良検査や、建設業での構造物の外観検査、医療業界における画像診断結果による病理診断、インフラ・エネルギー業界での作業員の人数、位置把握や侵入検知などを挙げている。

 また、画像解析技術の活用に関心あるいは課題を抱える企業向けには、個別相談会を開催する。画像解析技術の解説や業種・業界ごとの代表的なユースケース、業務活用におけるポイントなどの紹介と、個別相談を実施する予定としている。