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証跡管理システム「ObserveIT」がクライアント仮想化「Ericom Connect」と連携

 ジュピターテクノロジー株式会社は24日、米ObserveITの内部不正を抑止する証跡管理システム「ObserveIT」が、株式会社アシストが販売しているクライアント仮想化ソリューション「Ericom Connect」に対応したと発表した。

 ObserveITは、画面操作記録とユーザー行動分析(UEBA)によって内部不正を抑止する証跡管理システム。ユーザー操作を画像で記録/再生し、ポリシー違反のあった際にはアラート通知を行うことで、全社的な情報漏えいリスクを削減するという。

 一方のEricom Connectは、イスラエルEricom Softwareが開発したクライアントソリューションで、業務端末から機密データを扱うシステムへのアクセスを、画面転送を通じて行う仕組みにより、データを持ち出さずに活用することができる。

 また逆に、社内ネットワークからインターネットアプリケーションにアクセスする際に画面転送を利用すれば、マルウェアなどの脅威を取り込まずにインターネットを活用することも可能とした。

 今回、ObserveITがEricom Connectに対応したことにより、仮想環境と従来のIT環境が混在するようなシステム上でも、操作画面を記録できるようになるため、余分なコストや管理者への負担をかけずに、システムの安全性を高められるとしている。