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ユーザーのシステム操作を録画しふるまいを自動分析、マクニカネットワークスが「ObserveIT」を提供

 マクニカネットワークス株式会社は19日、米ObserveITと販売代理店契約を締結し、同社の内部不正対策ソリューション「ObserveIT」を提供すると発表した。

 「ObserveIT」は、ユーザーのシステム操作証跡を録画し、ユーザーのふるまいを分析することにより内部不正リスクを可視化するソリューション。これにより、悪意のあるユーザーを容易に検知できるという。また、また、録画していることをユーザーに知らせることで、悪意ある操作を抑止する効果も期待できるとのこと。

 ObserveITの録画機能は、ユーザーが利用するアプリケーションやツールのログ生成機能に依存しない点が特徴。USBデバイスへの重要データ書き出しなど、ログが残るシステム操作だけでなく、システム管理ツールやテキストエディタといった、ログ生成機能のないアプリケーションやツールによるシステム操作も対象となる。

 録画したデータは、解析可能なメタデータに変換され、ObserveITが提供するUser Behavior Analytics(UBA)技術によって、ユーザーの各操作をスコアリングして自動解析を行う。スコアリングルールは、利用環境にあわせて修正、追加、削除を行い、調整することもできる。

 また管理者は、可視化された内部不正リスクのあるユーザーをダッシュボード上でリアルタイムに監視可能なため、不審な操作が検出されたユーザーに対して通知、教育を行うことで、内部不正を未然に防げるとした。

 さらに、ダッシュボード上で録画したシステム操作証跡を詳細に検索する機能も備えているので、万一情報漏えい事故が発生した場合でも、迅速な原因調査が可能とのこと。

 なおマクニカネットワークスでは、ObserveITの製品を提供するだけでなく、システム構築支援サービスを提供し、ObserveIT導入前のポリシー設定から導入後の運用体制の整備までを、一括して提案する考えだ。