ニュース

栄養管理業務の負荷軽減や効率化を支援、KCCSが病院/給食委託業者向けの栄養給食管理システム新版を提供

 京セラコミュニケーションシステム株式会社(KCCS)は、病院・福祉施設・給食委託業者向け栄養給食管理システム「MEDIC DIET」の新版として、「同 Ver.9」を7月1日より販売開始すると発表した。

 MEDIC DIETは、管理栄養士の献立作成や食数・材料・喫食情報管理などを支援する栄養給食管理システム。今回の新版では、複雑さを増す栄養管理業務の負荷軽減や効率化を目的として、従来の製品機能を継承しつつ、操作性や機能面での改善を図っている。

 具体的には、献立管理機能を改善し、最大10日間(または10食種)の献立を画面上に展開・編集できるようにしたほか、複数の代替料理から、患者に応じた適切な料理が自動選択されるようになったという。加えて、料理のコピー・移動・入れ替えをマウス移動のみで実行できるように操作性を改善した。

献立編集画面のイメージ

 食数管理では、食札のサイズを自由に設定できるようにするとともに、カードプリンタに標準対応。さらに、禁止コメントとアレルギーを分けて管理することで、より細やかな禁忌管理を行えるようになっている。

 また材料管理機能も強化され、出庫量と在庫量を予測しながら、在庫食品の適切な発注量を自動計算できるようにした。

 このほか今回は、将来的なクラウド型でのサービス提供を見据え、Webアーキテクチャを採用。Webブラウザ対応により、PCごとのセットアップは不要になっている。帳票についても、レイアウトの自由度が向上し、帳票タイトルや出力項目などを柔軟に修正できるようにした。

 さらに、栄養ケア・マネジメント支援機能を標準機能として追加。介護・福祉施設などにおける栄養スクリーニングや栄養ケア計画書などを通じた、きめ細かな栄養ケアや食事療法を支援するとのことだ。なお、計画書はExcel形式で出力可能になっている。