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栄養管理システム「給食大将」の使い勝手を向上、自動印刷機能やアレルギーチェック機能を搭載

 株式会社富士通システムズ・ウエストは14日、栄養管理システム「FUJITSU ヘルスケアソリューション 給食大将 Partner」(以下、給食大将)の新版「同 V2」を、同日より販売開始すると発表した。

 「給食大将」は、献立作成から材料・在庫管理、食数管理に至る毎日の栄養管理業務を支援する製品。全国の700病院以上で導入実績があり、富士通の成長型電子カルテシステムや医療事務システムとの連携実績を数多く持つという。

 今回の新版では、栄養士が日々の定型業務としている食札印刷や各種帳票の印刷を、スケジューリングで自動印刷できる機能を搭載した。「最新のオーダーを取り込み食札を印刷」「食数集計して食数帳票を印刷」といったように、必要な帳票を業務の流れに沿って自動印刷可能。帳票を印刷する曜日や時間などは個々にスケジューリングを行えるため、定型業務に時間を割かれることなく、栄養士本来の管理業務により専念できるようになる。

 また、富士通の大規模医療機関向け電子カルテシステム「FUJITSU ヘルスケアソリューション HOPE LifeMark-HX」との連携により、随時、患者プロファイル情報を取得可能。これまで食事変更時にしか再取得できなかった、最新の食物アレルギー情報の取得に対応したことで、最新情報による配膳(はいぜん)を行える。

 患者個々のアレルギー・禁止食品情報および献立情報から、食事提供で注意が必要な患者のリストアップ、およびその献立のどの食材に注意が必要かを画面上で確認することが可能になったことで、従来の栄養士の目検やスキルによる対応に頼らず、より安全安心な食事サービスの提供を実現するとした。

 価格は80万円から。同社では、2017年度までに200本の出荷を見込んでいる。

石井 一志