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JBSがSAP S/4HANAとSAP HANA Enterprise Cloud with Azure採用、自社をリアルショーケースとして顧客への展開目指す

 SAPジャパン株式会社は7日、日本ビジネスシステムズ株式会社(以下、JBS)が、次世代ERPスイート「SAP S/4HANA」、クラウドインフラサービス「SAP HANA Enterprise Cloud with Azure」を採用したと発表した。

 JBSでは2001年より、オンプレミス型ERPとして「SAP Business Suite」を運用していたが、最新イノベーションの価値を享受するためSAP S/4HANAへのマイグレーションを決定。自社をリアルショーケースとしてSAP HANA Enterprise Cloud with Azureを活用し、SAP S/4HANAへのマイグレーションを短期間で実現することを目指して、5月からプロジェクトを開始した。

 なおSAP HANA Enterprise Cloud with Azureは、SAP S/4HANAの運用サービスである「SAP HANA Enterprise Cloud」を、Microsoft Azure環境で利用するもので、。ユーザーはこれを採用することにより、SAPのベーシス/インフラの管理をクラウドで行えるほか、Microsoft Azureの堅牢性を享受可能とした。

 また、マイクロソフトのクラウドサービスとの親和性が高いため、マイクロソフトソリューションを得意とするJBSの強みを生かせる点もメリットになるとのこと。

 JBSではこれらの採用により、これまでSAP基幹システムの維持、運用にかかっていた管理負荷を削減し、2025年に向けて不足すると想定される人財の有効活用を促す考えだ。さらに、自社導入の経験を顧客向けのサービスに生かし、さまざまな顧客へその価値の提供を目指すとしている。