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JBS、クラウド上でのSAP S/4HANA運用経験を生かした各種SAP関連ソリューションを提供

 日本ビジネスシステムズ株式会社(以下、JBS)は27日、自社における「SAP HANA Enterprise Cloud on Azure」基盤上でのSAP S/4HANA活用実績から得たノウハウを生かし、各種SAP関連ソリューションの提供を開始したと発表した。

 JBSでは、2001年よりオンプレミス型ERP「SAP Business Suite」を運用してきたが、SAP HANA Enterprise Cloud on Azureを活用したSAP S/4HANAの採用を決定し、約6カ月という短期間でのマイグレーションを実現している。同社はそうした自社の経験を生かし、顧客企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)に貢献するため、SAP関連の各種サービスをリリースしたとのこと。

 具体的には、まず、Microsoft Azureをはじめとした各種クラウド環境への移行とSAP S/4HANAへのコンバージョンを、最短納期スケジュールで実現する「SAP S/4HANA 最短コンバージョンサービス」を提供する。

 移行先環境として、SAPのマネージドクラウドサービス「SAP HANA Enterprise Cloud」を選択することも可能で、クラウド化によって基幹システムのリモート運用を実現するとともに、早期にSAP S/4HANAの移行を行うことで、SAP FioriをはじめとしたモバイルデバイスによるSAPの利用など、SAP S/4HANAの活用も支援できるとした。

 また「SAP on Azure 移行サービス」では、SAPとAzureの専門スキルを持ったエンジニアが、SAP基幹システムのAzure移行と、その後の運用やロードマップなどを柔軟にサポートするとしている。

 このほか、SAP Cloud Platformを用いて、クラウドERPの弱点である顧客ごとの個別要件実現を支援する「SAP S/4HANA Cloud 導入支援サービス」、経費精算業務の策定からブリッジ開発・運用までサポートする「SAP Concur 導入支援サービス」、専門スタッフがアプリケーションの設計・構築・導入・運用・保守・改善のライフサイクルをサポートする「アプリケーションマネジメントアウトソーシング(AMO)サービス」も用意した。