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ACCESS、ビーコンを用いた勤怠実績把握クラウドサービス「エリ探 勤怠」を提供開始

 株式会社ACCESSは28日、勤怠実績把握のための法人向けクラウドサービス「エリ探(エリタン)勤怠」を開発し、国内の販売パートナー向けに提供を開始した。

 「エリ探 勤怠」は、専用のBLE(Bluetooth Low Energy)モジュール搭載の携帯型ビーコンとゲートウェイ(受信機)を用いて、オフィスなどで働く従業員の所在データを取得し、取得したデータから出退勤時刻を抽出してクラウド経由で勤怠管理システムと連携させることで、客観的な勤怠実績の把握を容易に実現するサービス。

 従業員はビーコンを携帯して事業所内の特定エリアにいるだけで、出退勤時間が自動的に記録される。従業員の打刻の手間が省けるだけでなく、打刻忘れや勤務時間の改竄を防止でき、労働時間の客観的な記録として活用できる。PCやスマートフォンが不要なため、店舗や工場・倉庫などのデスクワーク以外の職場でも利用できる。

「エリ探 勤怠」サービス概要

 サービスは、あらかじめ執務エリアや会議室などに設置したゲートウェイと従業員が携帯するビーコンを用いて、従業員の所在をリアルタイムで探索できる機能を勤怠データとして利用する。API連携により既存の勤怠管理システムと容易に接続でき、対応する勤怠システムを利用中の企業は、「エリ探 勤怠」のゲートウェイを設置してビーコンを従業員に配布するだけで、月額サービスとして利用を開始できる。

 現在、株式会社チームスピリットが提供している働き方改革プラットフォーム「TeamSpirit」に対応しており、プラットフォームの連携機能も同時に提供開始する。対応する勤怠管理システムについては、今後拡充していく予定。

 さらに、「エリ探 勤怠」はACCESSのビジネスチャット「Linkit」とも連携しており、組み合わせて導入することで、たとえば違うフロアの同僚の在席を確認して、不在であればチャットでメッセージを送るなど、オンラインとフェイストゥフェイスのコミュニケーションとをシームレスに使い分けられる環境を実現できるとしている。

 ACCESSでは、5月29日~31日に東京ビッグサイトで開催される「働き方改革EXPO」に出展し、ビジネスチャットのLinkitとともに新しい働き方を提案するとしている。