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日立ソリューションズ、「リシテア/就業管理」の機能をクラウドサービスで販売

 株式会社日立ソリューションズは28日、大手企業を中心に1200社以上の導入実績のある「リシテア/就業管理」の機能を、クラウドサービスとして提供する「リシテア/就業管理 クラウドサービス」を6月3日に販売開始すると発表した。

 サービスでは、多様な雇用形態や勤務形態を管理できマルチデバイスに対応する「リシテア/就業管理」の機能をクラウドサービスとして提供するとともに、法改正にもタイムリーに対応。パラメータを設定するだけで、カスタマイズ開発をすることなく、さまざまな就業規則に適用できる。

 2019年4月から施行された働き方改革関連法に合わせ、「月間100時間未満」「複数月平均80時間以内」「月間45時間超を年6回まで」「年間720時間以内」という規制にも対応し、残業時間における法定休日を「含む」「含まない」の設定も可能。利用者に対しては、スマートフォンやタブレットに対応した、直感的に操作できる画面を提供する。

 クラウドサービスのため、少ない初期投資と簡単な初期設定で早期でのサービスの利用開始を実現でき、法改正にもタイムリーに対応できる最新の機能を提供。運用面でも、日立ソリューションズの技術者がシステムのサーバー管理、セキュリィティパッチの適用、バージョンアップなどの運用を実施する。

 サービスは日立ソリューションズが整備しているセキュアなインフラ基盤上に構築され、データベースに蓄積されるデータも日本国内でのみ保有、運用する仕組みとなっているため、機微な情報を扱う勤務管理のパブリッククラウドの環境として安心して利用できるとしている。
 スタンダードプランでは、勤務形態や休暇の種類など、約200個のパラメータを調整できるテンプレートを提供。サービスを導入するために必要な情報をヒアリングシートに記入し、日立ソリューションズのエンジニアがテンプレートに合わせた設定をすることで、短期間でスムーズな導入を可能にする。

 プレミアムプランでは、テンプレートでは変更できない、顧客専用のパラメータを設定することが可能。個別の課題や既存システム、サービスからの移行などにおいても、日立ソリューションズの技術者がサポートし、約4000個のパラメータの組み合わせを最適化することで、顧客の要望に合わせて動作を変更する。

 サービスの参考価格は、スタンダードプランが1人あたり月額200円から、プレミアムプランが1人あたり月額400円から。人数や条件により価格は異なる。また、初期導入費が別途必要。

 日立ソリューションズでは今回のサービスに加え、今後もRPAやAIを活用した生産性向上を図るワークスタイル変革ソリューションを提供することで、企業の働き方改革を強力に推進していくとしている。