日立ソリューションズ、人事総合ソリューション「リシテア」で従業員エンゲージメントを高める新サービスを提供

　株式会社日立ソリューションズは25日、人事総合ソリューション「リシテア」について、従業員が仕事の取り組み方をセルフマネジメントし、仲間と支え合いながら成長できるクラウドサービス「リシテア/従業員エンゲージメント」を12月1日に提供開始すると発表した。

　従業員が、会社や組織のビジョン・目標達成に向けて自発的な貢献意欲を持ち、主体的に取り組めている状態を表す指標となる「従業員エンゲージメント」を向上させる施策は、職場の管理者に改善策を任せられているため、その業務負担が障壁となり、継続的な取り組みになりにくいという課題があったという。

サービスの概要イメージ

　新たに提供するサービスは、慶應義塾大学島津明人教授との共同研究の成果をもとに、従業員がサーベイ結果の確認から課題の発見、改善計画の作成、実行までをセルフマネジメントで実施できる仕組みを実現した。

　サーベイ結果から、従業員は自分の課題や悩み事を解決するための「仕事のやり方の工夫」「周りの人への工夫」「考え方の工夫」の計画を立て、その工夫を実践し、日々の業務を振り返り、次に生かすための改善点などをシステムに登録していく。さらに毎月達成度を振り返り、次の改善計画につなげていく。

　改善計画や日々の振り返りは、職場の仲間に共有されるため、仲間の工夫や目標を見ることができ、ポイントやコメントを送って励ましあうことができる。職場のコミュニケーション活性化にもつなげられ、従業員はモチベーションを維持し、楽しみながら自己学習を継続できる。これにより、管理職は職場管理の負荷を軽減できるとともに、改善プロセスや職場の仲間による評価が可視化されるため、評価に役立てられる。

　クラウドサービスで提供されるため、企業はすぐに利用を開始でき、一部の部門で導入後、効果を確認しながら徐々に全社に利用範囲を拡大するなど、スモールスタートにも対応する。

　リシテア/従業員エンゲージメントの価格は個別見積もり。参考価格は、100人で利用の場合、月額15万円（税込）から。