ニュース

「Windows Server IoT 2019 for Storage」搭載NASの3モデル、アイ・オーが発売

 株式会社アイ・オー・データ機器は、法人向けNAS「LAN DISK Z」に、「Windows Server IoT 2019 for Storage」を搭載する2ベイ、4ベイ、4ベイラックマウントの3モデルを7月中旬より発売する

 「Windows Server IoT 2019 for Storage」は、従来のWindows Storage Server 2016の後継OS。Active Directory環境で高機能なアクセス制御機能を利用できる上、通常のWindows Serverとは異なりCAL(Cliant Access Lisence)不要で利用でき、通常のWindows OSとの統合管理も可能なため、同社の製品としては、中規模企業などを中心に多くの出荷実績があるという。

 SMB 3.1.1に対応し、セキュリティも向上。共有フォルダーのシャドウコピー機能も搭載する。このほか、上位のWorkgroup Editionを採用した製品では「データ重複除去機能」も利用できる。また、Standard Editionでは50のユーザー利用制限数も無制限となる。

2ベイの「HDL2-Z19SCA/WCA」

 いずれの製品とも、CPUはクアッドコア、1.6GHzのCeleron、メモリは4GBを搭載する。本体背面には、ギガビット対応の有線LANポート×4、USB 3.1ポート×4、HDMI×1を装備する。

 また、同社のクラウド型NAS管理サービス「NarSuS(ナーサス)」により、複数拠点に設置したNASについて、外付けのHDDやUPSの状態までも一括で監視・管理できる。

4ベイの「HDL4-Z19SCA/WCA」
4ベイラックマウントの「HDL4-Z19SCA-U/WCA-U」

 本体サイズ(幅×奥行×高さ)は、HDL2-Z19SCA/WCAが約102×217×154mm、HDL-4Z19SCA/WCAが約180×235×185mm、HDL4-Z19SCA-U/WCA-Uが約430×486×44mm。価格は以下の通り。

モデル容量Windows Server IoT 2019 for Storage Standard Edition(SCA)Windows Server IoT 2019 for Storage WorkGroup Edition(WCA)
HDL2-Z19(2ベイ)2TB11万7900円18万3000円
4TB14万8000円19万5000円
8TB19万円23万円
16TB29万円33万円
HDL4-Z19(4ベイ)4TB19万円23万円
8TB21万円25万8000円
16TB28万7900円32万8800円
32TB48万8000円52万8000円
HDL4-Z19(4ベイラックマウント)4TB21万円25万3900円
8TB23万8000円27万8000円
16TB30万8000円34万8000円
32TB50万8000円54万8000円