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コベルコ建機と日本マイクロソフトが協業、“建設現場向けテレワークシステム”を推進

K-DIVE CONCEPTの目指す姿

 コベルコ建機株式会社と日本マイクロソフト株式会社は22日、次世代遠隔操縦技術を用いた建設現場向けテレワークシステム「K-DIVE CONCEPT」の推進のために協業すると発表した。両社では、協業における最初のステップとして、「K-DIVE CONCEPT」の基盤にMicrosoft Azureを採用し、オペレーションの円滑化・可視化と効率的なコミュニケーションの実現を図るとしている。

 コベルコ建機では現在、クラウドマッチングシステムにより、特定の人・場所・時間などの制約を受けずに現場の施工が可能となる“建設現場のテレワーク化”を目指して、K-DIVE CONCEPTを推進している。

K-DIVE CONCEPTのステップアップイメージ

 今回の協業では、この実現に向け、AIやIoT、画像・音声の認識技術などを用いて、開発期間を短縮するアジャイル手法により開発を進めるとともに、コミュニケーション基盤を構築。「快適・安全な作業環境と実機同等の操作性を実現」「テレワーク化による働く時間、働く場所の制約解消」「作業内容とオペレータスキルのマッチング最適化」といった3つの機能実装を目指すとした。

 また両社は、これらの実現に向けて、ビジョンの具現化から最新テクノロジを活用した課題解決手段の提案、導入までを一貫して進めていくとのこと。