アマノビジネスソリューションズとSmartHR、勤怠・人事労務システムを共同開発へ

　アマノビジネスソリューションズ株式会社と株式会社SmartHRは3日、勤怠・人事労務システムの共同開発で業務提携すると発表した。

　クラウド人事労務サービスを提供するSmartHRでは、「労務手続き」と「人事マスタ機能」の両分野へ戦略的に集中しており、勤怠管理システムを自社で保有していない。しかし顧客からは、「勤怠管理機能を開発してほしい」という要望を複数受けていたという。

　一方、HR（Human Resources：人事）クラウドサービスなどを手掛けるアマノビジネスソリューションズは、HRクラウドサービスのさらなる強化・サービス拡充により、働き方改革を推進したいという背景があったとのこと。

　今回両社では、互いのニーズが合致したことにより業務提携を行うことで合意。アマノビジネスソリューションズが、勤怠・人事給与（HRソリューション）管理の知見を生かして業務ロジックや演算処理の機能における領域が担当する。またSmartHRは、UIデザインや新しいユーザー体験の領域を中心に手掛けるとのことで、それぞれの強みを融合させ、新たな勤怠・人事労務システムを開発するとしている。

　なお業務提携の第1弾として、従業員情報が変更されてSmartHRで情報の更新が行われた場合に、アマノビジネスソリューションズの勤怠クラウドサービス「CLOUZA」の従業員情報をワンクリックで取り込み、CLOUZAで集計された勤怠データをSmartHRにワンクリックで書き出すAPI連携を、2017年秋をめどにリリースする予定。